曇りのち晴れ。
寒い朝でした。
朝の通勤の電車の中で本を読んでいると、
こんな一文が・・・
復員後僕は暫く小林秀雄の離れに世話になっていたことがあるが、「魔笛」をかけていると、小林の子供と僕の子供が入って来て、わあわあ騒ぐ。その騒ぎの中で「パパゲノの歌」が堂々と響き渡っているのを聴き、音楽はこれでなくてはいけない、小説だってそうだ、電車の中で読み飛ばされても、ちゃんと読者の頭に入る文章が書けなければいけないという、これが僕の理想である。
大岡昇平「音楽放浪記」
(笑)
あなたの文章はちゃんと私の頭の中に入ってきますよ。大岡さん。
と、返事をしたくなりました。